「電子ピアノ買取査定の提示額は、引き取りの時に下がる事はありますか?」という質問を頂く事があります。原則としては、査定ご依頼時にお聞かせいただいていた情報が正しければ引き取り時に買取額が下がる事はありません。

では一体、どのような場合に査定額が下がるのでしょうか?実際に査定額と実際の買取額が変わってしまった事例を詳しくご紹介します。

電子ピアノ引き取り時に、査定額と買取額に差異が生じた事例機種名や製造年が違っていた電気系、基盤系の不具合が判明した見た目に大きな問題があった査定依頼時に記載されていた付属品が付属していない

機種名や製造年が違っていた

査定ご依頼時には、機種名(型番)を製造年お知らせいただいています。買取業者が査定時に一番にチェックするのはこの項目です。つまり、査定の際に一番重要な情報が機種名と製造年です。

査定ご依頼の際にお聞かせいただいた型番で査定し、買い取りが確定し、お引き取りに伺って型番を確認してみると伺っていた型番と違っていた、という事例が年に数回あります。

この場合は、正しい型番での再査定となります。

このような型番の誤りが起こる理由として、査定ご依頼の際に型番ラベルではなく取扱説明書で機種名を確認してしまった事が考えられます。

電子ピアノの型番は本体裏側などに貼付された型番ラベルに記載されているのですが、何種類かの機種(型番)で同一の取扱説明書を共有している場合があります。例えばヤマハクラビノーバのCLPシリーズだと4機種で同一の取扱説明書を共有していたりします。

電子ピアノ取扱説明書

これは実際の取扱説明書の表紙の画像です。この取扱説明書では、表紙に4種類の機種名が記載されていますが、【CLP-635】はメーカー希望小売価格165,000 円(税抜)なのに対して【CLP-675】はメーカー希望小売価格: 288,000 円(税抜)と、倍近くも違います。もちろんその分機能や仕様が大きく異なりますし、当然、買取価格も異なります。

【CLP-675】だと思って査定して、引き取りに行ってみると【CLP-635】だった!というような場合は査定額は減額(と言うよりは、正しい型番での再査定)となります。

引き取り当日に、型番違いが発覚して大慌て!とならないように、査定ご依頼の際には必ず【電子ピアノの機種名と製造年の記載場所】を参考に正しい型番と製造年をご入力下さい。

ちなみに、製造年の記載間違いについても引き取り時に査定額が変動する可能性がありますので、こちらもしっかりとご確認の上で査定ご依頼の際には正しい情報を入力するようにして下さい。

 

基盤系、電気系の不具合が判明した

基盤や電気系統の不具合が判明した場合には、査定額が減額となる場合があります。ただし、電子ピアノ買取業者の多くは、電子ピアノのメンテナンス技術を持っていますので、不具合の内容によっては査定依頼時に聞いていなかった問題が見つかっても買取額が減額にならない場合もあります。例えば、押したら下がったまま戻らない鍵盤があるような場合には修復できる可能性が高いため、減額にならない事もあります。(絶対に減額されない訳ではありません!)

一方、音が出ない鍵盤があったり、いくつかの鍵盤だけ異常に大きい音が鳴ったりするなど、メーカー修理による基盤の交換が必要な不具合はほぼ100%査定額から減額になります。

査定ご依頼時に不具合について詳細を聞かせていただいていれば、電子ピアノ買取業者はその点を踏まえて査定するので、引き取り時に査定額が変動する事はほぼありません。

ところが、「異常はありません」と査定依頼時に伺っていたためその前提で査定したものの、実際に引き取りに行って動作確認してみると、メーカー修理が必要な不具合判明!となった場合は、査定額での買取は難しいという判断になる場合が多いです。その場で現物の状態に応じた査定額を提示し、ご納得頂ければ買取となりますが、ご納得頂けなければ破断となります。

このような場合、業者は人件費、ガソリン代、高速代などのコストが持ち出しとなります。そういった点を考慮して、査定依頼時にはかならず動作確認を行い、正しい情報で査定依頼を行うようにしてください。

見た目に大きな問題があった

電子ピアノの見た目は、査定や買取にどの程度影響があるのでしょうか?実は、電子ピアノ本体の傷は破損などについてはある程度修復が可能です。そのため、余程ひどい状態でなければ引き取り時に査定額が変動する事はありません。

過去にピアット提携業者が引き取りに伺って買取額が減額になったり、買取をお断りした事例をご紹介します。

◆火事場から運び出された電子ピアノ
電子ピアノ全体が水にふやけてボコボコになっているうえ、ススまみれだったため事情を伺うと、火災現場から搬出されたとの事。
査定依頼時にその点についての一切の言及はありませんでした。
焦げ臭さもありましたし、ガレージに雑に置かれていて電源を入れる事ができず、音出し確認もできなかったため買取をお断りする事となりました。

◆ペインティングされた電子ピアノ
査定ご依頼の際に、「本体の色:白」との記載があったため、白い型番で査定しました。
引取に行ってみると見た目に明らかな違和感があります。事情をお伺いしてみると、お部屋のインテリアに合うよう黒い電子ピアノを白いペンキで塗ったとの事。動作には問題なかったものの、ペインティング自体はシロウト仕事で、再販は絶望的な仕上がりだったため買取をお断りする事となりました。

ペンキ画像

◆ステッカーでデコレーションされた電子ピアノ
査定ご依頼の際には「シールが貼ってあります」との記載があったため、多少価格を低めに見積もって査定しました。
引取に行ってビックリ。電子ピアノの本体が見えないぐらいにビッシリとシールやステッカーが貼りつけられていました。高額機種だった事もあり、リスクを懸念して無償引取をご提示したところ、ご納得頂けたので無償で引取をしました。
持ち帰ってシール剥がし材などでメンテナンスを試みましたが、完全に取り去る事はできず廃棄処分となりました。

シールだらけのピアノ

見た目の問題で買取額が下がるのは、上記のような場合となります。

一方、ゴミ屋敷の中から発掘(?)されたほこりまみれの電子ピアノや、たばこのヤニでベトベトになっていた電子ピアノ、ペットのベッドと化していた毛だらけの電子ピアノなどは、専門のスタッフが徹底的にクリーニングを行うため、ピアット提携業者での買取の場合は、原則として査定額と買取額に差額が生じる事は基本的にはありません。但し、電源を入れて音出し確認をさせていただく事ができないような場合は査定額が減額になる場合があります。

ピアット提携業者は、基本的に引き取ってきた電子ピアノは解体して内部・外部全体をクリーニングし、交換するべきパーツは交換した後、中古電子ピアノとして再販します。

クリーニングのスキルがある業者にとっては、埃やヤニの清掃は問題なく行えるため、それが理由で査定額が下がる事はありません。また、破損個所がある場合でも修復できる傷やパーツ交換で対応可能な破損などの場合は、事前に傷や破損の情報をお伝えいただいていた場合は査定額と買取額が変動する事は基本的にはありません。

原則として、査定ご依頼の際に正しい情報を詳細にお伝えいただいたうえでの査定の場合は引き取りの際に減額になるという事はほぼありません。引き取り時に減額、とならないように査定依頼時には、ピアノ全体をしっかりと確認の上で気になる点は必ず書き添えて正しい情報で査定依頼を行うようにしてください。

査定依頼時に記載されていた付属品が付属していない

ピアットの電子ピアノ一括査定ご依頼フォームには、付属品をご記入いただく欄が設けてあります。査定ご依頼の際には付属品の欄に「高さの調節が可能な椅子」とご記入いただいていたのに、実際に引き取りに伺うと簡易パイプいすが添えられていたりする場合があります。また、「やっぱり椅子は撮っておくことにしました」と、椅子なしでの引き取りになる事もあります。

中古電子ピアノは、同じ機種でも高さの調節が可能な椅子が付属しているもののほうが先に売れる事が多いため、付属している椅子の種類は査定に影響があります。また椅子の有無によっても売りやすさが異なるため、査定依頼時に提示されていた椅子と、実際に椅子が異なるような場合はその場で減額となる可能性が高いと言えます。

もし査定ご依頼の際に椅子の売却を迷われているような場合は、査定ご依頼時に「椅子ありの場合と、椅子なしの場合とで査定希望」と書き添えておくと、電子ピアノ買取業者は両方の条件で査定をしてくれます。

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